こちらの記事の続きです。
グループを作る
前見頃を描いていきたいのですが、どこまでが後ろ見頃か分からなくなると
都合が悪いので、パーツ毎にグループを作ります。
1)ゆとりを設定した『数値要素』の一番下の要素をクリックし、
『新要素挿入』をクリックする
2)『コメントを定義』をクリックして、
定義方法 → グループ
基準点 → 後ろ見頃の襟ぐり中心点(緑)
として『定義』をクリックします。
3)キーボードの『Alt』キーを押しながら、ドラッグすると要素が移動するので、
グループの中に順番に入れていきます。
『→』のところに入ります。
4)グループに全部入ったら、グループ要素をクリックして
『定義』をクリックするとコメント要素の定義パネルが開くので、
印刷番号 → 1 としておく。
前見頃を描く
後ろ見頃同様に、点を打つ→線を引くというように書いていきます。
まずは襟ぐりの位置から。
1)『点を定義』をクリックし、
定義方法 → 線上オフセット点
線 → 肩線をクリック(水色)
点 → 肩線の左端(緑)
接線角度 → 0
長さ → 手順1の数値を要素ツリーから選択
として『定義』をクリックします。
赤〇の位置に新しい点が出来ました。
続いて肩の位置を決めます。
前見頃と後ろ見頃の肩線同士を縫い合わせて服になるので、
前後の肩線の長さが同じになるようにします。
2)手順1で作った点要素をクリックし、『複製』をクリックします。
3)手順2で複製した点要素を
上の点 → 手順1で作った点要素(緑)
長さ → 後ろ見頃の肩線をクリックして出てくる『要素〇〇:長さ』
を選択して『定義』します。
※○○は自分の作った肩線の番号
次は脇の点を打ちます。
原型からのオフセット量は後ろ見頃と左右反対になります!
4)『数値を定義』をクリックして、『身幅余裕』* -1 を計算します。
5)『点を定義』をクリックし、
定義方法 → オフセットxy点
点 → 袖ぐりと脇線の交点をクリック(水色)
オフセットx → 手順4の数値「身幅余裕前」を要素ツリーから選択
オフセットy → 数値「脇高さ」を要素ツリーから選択
として『定義』をクリックします。
続いて脇線を引きます。
脇線は後ろ見頃からコピーして反転します。
6)『未』→『定義』から『派生線』要素を選択し、
定義方法 → コピー線
始点 → 後ろ見頃の脇
終点 → 前見頃の脇
左右反転移動 → します
線 → 後ろ見頃の脇線
として『定義』をクリックします。
こんな風に脇線が反転して(角度が反対に)コピーされていればOKです。
7)『直線を定義』をクリックして、
定義方法 → 2点直線
始点 → 手順1の点
終点 → 手順3の点
で定義します。
8)袖ぐり線を後ろと同じように引きます。
『曲線を定義』をクリックし、
定義方法→ 多点3次ベジェ曲線
点1 → 手順3の点要素(オレンジ)
点2 → 手順5の点要素(緑)
として、ゆるやかにつながるように数値を設定します。
9)裾を引くための点を打ちます。
『点を定義』をクリックし、
定義方法 → 交点
線1 → 手順6の脇線(オレンジ)
線2 → 前見頃の中心線(緑)
をそれぞれクリックして『定義』をクリックします。
『全体表示』をクリックすると、上の方に交点が打たれています。
10)先ほど打った交点と裾の距離を測ります。
『数値を定義』をクリックし、
定義方法 → 点点距離
点1 → 手順9の交点(オレンジ)
点2 → 手順6の脇線の下端(緑)
をそれぞれクリックして『定義』をクリックします。
11)交点を中心に円弧を描きます。
『円弧を定義』をクリックし、
点 → 手順9の交点(オレンジ)
始角度 → -95
終角度 → -90
半径 → 手順10の距離
をそれぞれクリックして『定義』をクリックします。
交点を非表示にして『全体表示』にするとこんな感じ。
12)『未』→『定義』から『変更』要素を選択し、
定義方法 → エッジ
線端1 → 脇線の下端
線端2 → 手順11の円弧の左端
をそれぞれクリックして『定義』をクリックします。
最後に胸開きを作ります。
13)『数値を定義』で
要素 → 胸開き
数値 → 120
を定義します。
14)『点を定義』をクリックし、
定義方法 → 線上オフセット点
線 → 前中心線をクリック(水色)
点 → 前中心線の上端(緑)
接線角度 → 180
長さ → 手順13の数値を要素ツリーから選択
として『定義』をクリックします。
15)胸開きの線を引きます。
『曲線を定義』をクリックし、
定義方法→ 多点3次ベジェ曲線
点1 → 手順1の点要素(オレンジ)
点2 → 手順14の点要素(緑)
として、ゆるやかにつながるように数値を設定します。
16)最後に直線要素で胸開きと裾を結びます。
『直線を定義』をクリックして、
定義方法 → 2点直線
始点 → 手順14の点(オレンジ)
終点 → 裾の右端(緑)
で定義します。
17)”グループを作る” と同じように
『前見頃』もグループにして、印刷番号を2にしておきましょう。
原型を非表示にするとこんな感じです!
メインのパーツが出来てきました!
ここまででだいぶ操作に慣れてきたんではないでしょうか?🤩
次回は組み合わせた時に違和感がないか確認作業をして、
パーツを修正していきます✨
今後の工程としては
・型紙の修正
・型紙の修飾(記号、縫い代)
・他のパーツ製図(袖、襟)
・パーツの挿入
・印刷の設定
という感じで進んでいきますね。
まだまだ先が長い気もしますが・・・
一度ここまで作っておけば、2回目からはあっという間です!
これがCADの一番いいところですね🤗💛
ではまた✋